世界のアキバ

2011.12.31 | 投稿者 ムシャブルスキー・シンドウ

今年も残り僅かになりました。
なんと言っても震災によって未曾有の危機に
見舞われた1年でした。

ボクはちょうど地震の2日前に日本を発って、
中国に戻っていましたので被災しませんでした。
しかし、ボクがバイトしていた北関東の某都市は
後日に聞いたところ、駅で特急列車が横転して1ヶ月ほど
復旧に時間を要したそうです。

また、あの震災によって多くの日本人が
生き方を考え直す大きな機会になったとも
聞いております。

某大企業に勤める友人も、
「震災以来、働き方や日本の社会全体の雰囲気がかなり変わったねえ。」
と言っていました。
決してネガティブな意味ではなく、
より良い社会になっていくであろう、という感じでした。

さて、ボクもクリスマスから東京に移動して
こっちでブラブラしています。
友人達は師走なので多忙そうですが、
こっちは相変わらずブラブラしてる中、
香港から帰省しているFさんが東京に遊びに来ました。

Fさんもボクと同じく地元は大阪なのですが、
彼は高校卒業と同時にアメリカの大学に入学・卒業して、
その後も海外勤務が長いので東京は不案内だそうです。

まだアキバのメイド喫茶にも行った事がないそうなので、
一緒に遊びに行きました。

東京在住の方はご存知でしょうが、
海外で今や外国人から聞かれる日本の名所は、
「AKIHABARA」 です。
行ってみると、右も左も外国人だらけ。
そうです、日本の最強コンテンツ「MANGA・ANIME」の聖地ですからね。

もし、日本に漫画が無かったらと思うと、
本当にゾッとします。
だって、海外で出会う親日の外国人達は、
日本ファンのとっかかりは9割方は漫画のおかげなのです。

アキバの某有名メイドカフェに行ってみました。
ここなら外国人向けのガイドブックにも掲載されているくらいなので、
今後の参考?にもなるかと思いまして。

店の前には平日だというのに長蛇の列。
入り口横の看板に、
「本日20時まで英語・中国語・ドイツ語 OKです」
との表示が。

なるほど、有名店クラスならば外人対応もできるように
各国語が話せるメイドも在籍してる訳ですな。
外大の大学生か、それとも外国人留学生なのか。

この店はどのメイドも非常にレベルが高いので、
ややルックス的にロリ系統は否めないですが、
六本木の高級キャバ嬢に匹敵する女の子も見受けられます。

40分ほど待って、やっと入店しました。
初回のシステム説明を受け、女の子を選ぶ段階になりました。
ちなみに、このお店は一時間しか滞在できません。

説明してくれたメイドさんが、
本日出勤のメイドの写真付きボードを持ってきてくれました。

ン?
1人のメイドの写真に目が留まりました。
写真だけだと飛び抜けて可愛いです。
そのうえ写真の下に、

「中国語・英語・ドイツ語OK!」

と記載されています。

エッーーーーーー!!
こんなに若い子が日本語含めて4カ国語話せるんだ!

さては、東京外大あたりの言語マニアだな、
とF氏と推測し合いました。

F氏も負けず劣らず、
「日本語・英語・中国語・広東語・大阪語」
の5ヶ国語話者ですから、
二人でこのHちゃんを指名してみました。

しばらく待ってHちゃんが来ました。
人気者のようで、アチコチの席から指名されているようです。

「お待たせしました~、ご主人様~。
 お帰りなさいませ!」

ムムム・・・
可愛すぎる!

基本的にモデル系がタイプのボクですが、
この子はカワイイ!!
顔はロリ系美少女だけど、他のメイドと違って
スタイルはモデル系だし。

ふと隣を見ると、F氏は完全に鼻の下が伸び切ってる・・・
ダメだこりゃ。。。

しばらく世間話していると、
ふとメイドのHちゃんが、

「私~するダカラ~・・・・・・・」

と言った後、慌てて言い直しました。

これは、もしや?
F氏と顔を見合わせて、互いに同じ疑問を感じている事を
確認しました。

「もしかして、、、中国人?」

「ハイ、そうなんです。
 今年の4月に上海から来たばかりです。」

マジかよ!
完全にネイティブの日本語を話してたのに。

聞いてみると、やはり日本の漫画が大好きで、
高校生のときから独学で日本語を勉強したそうです。
もちろん、上海人だから英語もペラペラ、
そして大学の専攻はドイツ語なので、
ドイツ語も話せる、と。

日本に留学した目的も、
アキバのメイドカフェで働くのが夢だったそうです。

素晴らしい!!
やっぱり、漫画のおかげですよ。
こういった才色兼備も優れた人材が日本に来てくれるのは。

しかも、地震直後の4月なので周囲の人間は大反対だったそうですが、
それを振り切って日本に留学したそうで。

「何よりも大好きな日本にやっと来れたのですから、
 私の日本愛は放射能ごときには負けません!」

と涙が出そうなセリフを仰いましたよ、この人。

ちなみに、ドイツ語を専攻しているのは、
単にドイツ語の響きがカッコイイだからだそうで。

あれ?
このセリフ、誰かも言っていたような・・・
確かその人も漫画好きだったし・・・

18歳にして、4ヶ国語がペラペラで、
容姿は店のエース級の中国人メイド。

もうね、何と言っていいか分かんないですけど、
アキバ万歳ですよ。

昔、東京で働いていたころは数回しか行った事なかったけど、
(会社の後輩がアキバ系でイベントに招待してくれた時だけ)
間違いなく日本で今一番、カワイイ外国人女性が溢れてる街やね。

それにしても、Hちゃんは大忙しです。
外国人の客も多い店なのですが、
対応は全てHちゃんがしなければならないので
テンヤワンヤです。

お店側もこれだけ外国人が来る店なんだから、
せめて英語で接客くらいできる日本人メイドを
2,3人くらい常時在籍させて欲しいです。

それにしても、Hちゃんはカワイイし、
話も面白いし最高でした。

でも、隣りの席の日本人男性に接客していた
日本人メイドは最悪でしたね。

いかにもオタクっぽい30歳くらいの男性客でしたが、
彼が気弱そうに小声で話しかける話題を
全て拒否ってました。

「アタシさぁー、AKBとか1人も区別できないし~、
 ゼーンゼン興味無い!」

おい!
お前、接客業やろ!

と言いたくなるのをグッと我慢して観察してましたが、
例の男性客は寂しそうにうつむいていました。

そこは、デカイ声で「チェンジ!」って叫ばないとアカンで!
と、思わずいらぬお節介をしそうになりましたよ。

あーあ・・・ 
「容姿」、「能力」、「性格」、全ての点で中国人にボロ負けですよ。
メイドカフェですら・・・

日本の生み出した文化なのですから、
外国人に負けないように頑張って欲しいものです。

日本ただいま

2011.12.22 | 投稿者 ムシャブルスキー・シンドウ

帰国しました~
といっても3ヶ月前にも帰っているので、
そんなにオヒサ感はありませんけどね。

とりあえず今、声を大にして言いたいのは、
まだ購入して半年のPC、エイサーASPIREが
調子激悪なこと!!

なぜフリーズしまくる?
中国で色々インストールしたソフトが原因なのか?
いや、先代のダイナブックは何ともなかったしな~

これを機にマックエアーを買うべきか
迷います。
周囲の友人達もマック派に移行していってるし、
中国でもウィンドウズはダサイという評価だし、、、

なんと言っても日本は世界一電化製品が安い国です。
クルマと電化製品の安さはダントツ!
今回は諸事情で少し長めに日本にいることだし、
エイサーを見放して新型機に乗り換えるべきか・・・

それから、日本っていつからフリースポットが
廃止されたのですかね?
スタバでもタリーズでもフリーWIFIが飛んでいない。

こんな国、日本くらいじゃないの?
拝金主義の中国ですら、ネットは公共サービスという認識で
どこでもキャッチできるのに。
ま、ボクはWimax契約してるからいいですけど、
よく旅行者の外人がスタバで揉めてるの目にしますよ。

政府も観光客誘致したいのなら、
評判最悪の嵐が出演してるPVよりも、こういったところから
改善しないと外国人が日本に来ませんよ。
今時、みんなPC持って世界中を旅行してるのだから。

戦前の日本に

2011.12.09 | 投稿者 ムシャブルスキー・シンドウ

この街にとって最悪の季節、冬がやって来ました。
北欧人でさえ欝になるほどの暗鬱な曇天続きです。

ボクも元々、天気に気分が左右されやすい性質ですが、
この街に住んでみて漸く分かりました。
冬の長いヨーロッパ人があれほど太陽に固執する気持ちが。

この街の冬は朝から晩まで真っ暗で、
時間の概念さえ奪うほどの曇天が続きます。
ちなみに年間日照時間は700時間くらいで、
そのほとんどは夏季に集中しています。

冬の間は日本に避難ならぬ、一時帰国をするつもりですが、
日本の放射能汚染を心配している友人たちも少なからずいます。
中国の大気汚染や水汚染も大概なので、
どっちもどっちな気もしますが、
海外での日本に対する報道はかなり厳しい論調です。

日本政府は意図的に国民を見殺しにしているとか、
そんな感じの報道です。
気になって少しネットで調べてみたら、
日本のセシウムに対する暫定規制値って凄いですね。

米の場合、「500ベクレル/kg以上で出荷停止」ですが、
これがドイツだと「子供は4ベクレル/kg以下」が基準値です。
明治の粉ミルクが問題になりましたが、
日本の飲料水に対するセシウム規制値はWHOの20倍です。

日本政府の考えとしては、日本人は世界の中で最も放射能に
耐性があるということなのでしょう。
世界一厳しい消費者と言われる日本人も、
放射能に関しては世界一緩いのでしょうか。

日本の友人たちに聞いても、

「みんな分かってるけど、そんなこと言える雰囲気や無いよ。
 とりあえず思考停止して、考えないようにしてるだけや。」

なるほど、雰囲気的に放射能問題を声高に唱えると、
非国民的な扱いを受けそうだということですね。
みんな生活があるし、それを放棄してまで
避難したりできないし、一丸となってこの困難に耐えていこうと。

ボクにも、去年ローンを組んで北関東に家を建てた知人もいるし、
農業や漁業関係の人のことを考えたら、
簡単に生活を放棄して移民しろとは言えないですけど・・・

想像するに、戦前の日本もこんな雰囲気だったのかな。
でも、本当のことを知りたいと思うのはボクだけでは無いはず。
20年後も30年後も美しい国「ニッポン」で存在してほしいですが。。。

二度と来ないと言い残して

2011.12.03 | 投稿者 ムシャブルスキー・シンドウ

中国生活で日本人が感じるストレスと言えば・・・

①世界最悪のトイレ環境
②割り込んでくる中国人
③痰吐き中国人

が有名です。

他にも個人的には、週に2度は遭遇する、
タバコ吸いながらエレベーターに乗り込んでくるオッサン。
早く肺ガンになれ!

毎日遭遇する、エレベーターから降りるときに道を譲らず、
我先に乗り込んでくるオバハン&オッサン達。
互いにスクラム組むみたいに成るし、エレベーターは逃げへんから!

これまた毎日疲れさせてくれる、
ありえない急ブレーキ踏みまくって乗客を疲労困憊させる
路線バスの運転手。
オマエの腕が悪いのか、はたまた中国製バスに欠陥があるのか・・・

中でも、特に②の割り込みは日本人の想像を超えた動作を
してきます。
無理やり身体を体当たりさせてねじ込んできたり、
レジ前でやっと自分の番が来たと思ったら、
先客の商品を押しのけて自分の買い物を置いたりします。

外国人たちも最初は英語や普通語で抗議しますが、
彼ら中国人は悪びれもせず逆ギレしてくるので、
次第にウンザリして自国語でひたすら罵って我慢するパターンになります。

ボクが毎日行くパン屋は、おそらく成都で一番美味しいと思うので
外国人たちにも人気です。
なので、レジに並んでいる外国人がドイツ語やフランス語で
悪態をついているのを目にすることが多いです。
原因はもちろん中国人の割り込みでしょう。
中国人は他人のトラブルに巻き込まれるのを極端に恐れるので、
店員も注意しません。

もちろん、僕ら日本人たちも溜め込むとストレス過多で
追い込まれますから、長く住めば住むほど外で日本語で
悪態をつくことが多いです。
ただ、日本語の場合、中国で毎日放映されている反日映画のお陰で、
「バカ」という単語は中国人もわかりますので禁句です。

昨日、カンフー少年S君と一緒に食事に行ったら、
S君がブリブリ怒りながらテーブルに帰って来ました。
何やら、注文をしに行った際に中国人の女性に割り込まれたみたいです。

「アイツ!マジで○んだらええのに!
 ボケ!シネ!シネ!シネ!」

と相当怒っています。

中国に来た当初は、沖縄人独特ののんびりした優しい子だったのに、
いつの間にこんな口の悪い子になってしまったのか、、、
マアマアと宥めていると、彼が今年の夏に彼女と上海万博に行った際の
エピソードを聞かせてくれました。

彼らが日本館の入場待ちで長蛇の列に並んでいると、
柵を乗り越えて1人の中国人男性が近くに割り込んできたそうです。
当然、後ろに並んでいた別の中国人男性が注意したところ、
お約束の逆ギレでつかみ合いになりました。

騒動を聞きつけて中国の公安が飛んで来ました。
事情を周囲の中国人達から聞くや否や、
おもむろに警棒で当の割り込み野郎をバッチバチにしばき回して、
列の最後方に引きずって行ったそうです。

日本館なので、日本からも警察官がたくさん警備に来ていたそうですが、
日本人警察官たちは呆然と眺めていたようです。

ビックリしますよね・・・
列に割り込んだだけで、公安が一般人を問答無用で殴打するんですから。

でも、かつて報道されていたように、上海万博では中国人のマナーの悪さで、
中国政府は世界に対して面子を失いまくってました。
きっとお上は許可を出していたのでしょう。
万博に限り、無法者には容赦せず身体に教えてやれ!と。

一応、中国人のために断っておきますが、
日本人以上にマナーの良い中国人も希少ですが存在します。
僕の中国人の友人の中には、相当に優雅で上品な方もいます。

それに、若者は年配者に比べるとマシですから、
段々と改善されていくことでしょう。
文革世代でまともな教育を受けられなかった世代の
中国人たちが最も酷い気がしますので、
やはり教育って重要ですね。

ちなみに、S君の彼女は、二度と中国には来ないと言い残して
日本に帰って行ったそうです。

上海と杭州しか訪れていないのに・・・
しかも、そこら辺って中国で一番マシな地域なのに・・・

初海外で中国は少しハードルが高かったみたいですね。
ホント凄まじい国ですから。

大阪w選挙

2011.12.02 | 投稿者 ムシャブルスキー・シンドウ

先日の大阪知事&市長のw選挙は
すごい盛り上がりでしたね。
大半の予想通り、橋下さん率いる「維新の会」側が
勝利を収めました。

今回の選挙で皆が一番痛感したのは、
公務員を代表とする既得権力側にマスコミも含めて
グルだという事を大いに世に知らしめたという事実です。

あの共産党まで見事に反橋下側に付きました。
マスコミは大新聞からテレビ局まで一斉に橋下さんを
個人攻撃しました。
本人には何の責任も無い出自まで、
有名雑誌を駆り出して中傷しました。

一地方選挙なのに、全く関係の無い北海道や長野、沖縄の地方新聞が
毎日のように「独裁を許すな!」というフレーズで
叩いていました。

当然ですよね、地方でしたい放題の、税金を無駄遣いするしか
能の無い公務員達からしたら、波及が自分達の町まで来るのが
一番怖いですもんね。

しかし、マスコミの皆さんも橋下さんの出自を攻撃するのは
不味かったです。
大阪という土地柄を理解していない証拠です。
彼のようにハンデのある環境で育ち、
底辺から根性だけで昇ってきた人間は、
大阪という街では最も尊敬されます。

元々、サムライのいない土地です。
根っからの反権力、お上が大嫌い。
自分達で町を作ってきたという自負が強い人が多い土地柄です。

ボクも自分が小さい頃から色んな大人に言い含められてきましたが、
大阪人というマインドを一言で言い表すと、

「ハダカのお前はなんぼのもんやねん?」

という価値観です。

肩書き、能書き、家柄、そんなもんはどうでもええねん。
お前という1人の人間の中身を見せてくれや。

そんな環境で育ってきたので、
大学から地方に行ったときに公務員が憧れられているのを聞いて、
ビックリした記憶があります。

だって、地元では官僚はともかく、
普通の地方公務員なんて全く人気が無かったですから。
ほんまに能力があって面白い奴やったら、
自分で何かするやろ?という感じでした。
なので、大企業志向の友人も多くなかったです。

だから、今回の橋下さんへの個人攻撃が始まったときに、
選挙は絶対に勝つ、と思いました。
個人情報が暴露されればされるほど、橋下さんは大阪で最も尊敬される
キャラになっていくのが分かりましたから。

それにしても並の根性じゃない人ですよ。
これからもマスコミは攻撃を加速させるでしょうけど、
負けずに大阪から日本の地方自治を改革してほしいですね。

しかし、新聞とかテレビとか、本当にオワコンだよな。
インターネットのある時代に生まれて良かったです。

若者の死

2011.11.24 | 投稿者 ムシャブルスキー・シンドウ

成都に戻ってきたら、香港との気温差で
一発で風邪引きました。
N氏も15歳年下の可愛い彼女が成都にいるので、
2ヶ月ぶりの四川入りです。
彼はマイラーなので、用事が無くてもNY-LAを往復したり、
ステーキを食べにブエノスアイレスまで
行かないといけないので多忙な人です。

そして、その合間に日本に行ったり、
成都の彼女のご機嫌を伺いに戻ったり、
現在無職にも関わらず商社マンより機上の人ですね。

さて、2週間ぶりに大学に行ったら、
もう中国語の授業がさっぱり分からなくなっていることに
愕然としました。

語彙が圧倒的に足りないのが、
一番の原因ですね・・・
普段の生活で使う言葉なんて限られているもんな~
先生はもっと新聞とか読みなさいって言いますが、
漢字だけの文章って疲れるのですよ、トホホ。

そして、授業中に日本の医療制度について聞かれたので、
国民皆保険制度や年金制度について簡単に説明したら、
ムチャ驚かれました。

「どうして一番財産があるはずのお年寄りが、
 医療費が安くなるの?
 その年金システムは少子化のはずの日本で、
 将来どうするの?」

まー、当然の質問ですね。
弱者保護というのが社会制度の基本的な仕組みだと
思うのですが、
彼ら中国人にとっては年配者よりも子供や若者が
弱者という認識みたいです。

特に日本の年金制度みたいに
若者から高齢者や専業主婦への所得移転という
仕組みは理解できないと言われました。

そんなこと言われましても、
日本は民主主義国家ですから選挙があります。
政治家の皆さんは最も票を入れてくれる人々に
尻尾を振る政策を推進するのは自明の理です。

更に若者たちは少数派のうえに諦めているのか、
選挙にも行こうとしません。
当然、多数派の方々の声だけが政策に反映されて、
という訳です。

そんな話をしていたら、
「民主主義も考えものね~・・・」
と言われちゃったけど、
独裁国家よりは自由でマシな気がするけどな~

でも、ホントに他人事じゃないけど、
年金とか医療保険はどうなるのでしょうか。

なる様にしかならないだろうけど、
自分が老いた時に最も怖いのは、
重病を患ったり痴呆になりつつあるのに、
貧しくて治療や介護が受けられない事ですよ。

そして、もっと怖いのは、
みんながそう思っているのを利用して
多数の仕組みや商売が成り立っていることです。

オランダみたいに安楽死が合法だったら、
人間が自ら死ぬ権利を行使できますが、
おそらく日本では無理でしょう。

じゃあ、やっぱり貯金も保険も年金も、
なんやかんやと備えは必須でしょう。
家族や子供にも迷惑掛けたくないし、
病気や事故で悲惨な目に遭いたくないしね。

でも、いつからこんなに先のことばかり、
40年も50年も先のことばかり心配して
生きる社会になったのかな。

昨日のニュースで、
内定貰えなかった学生の自殺が問題になっている
とありました。
ついに日本もここまで来たかと感じます。

いや、不況がじゃなくて、
就職できなかっただけで死を選ばざるを得ないという
価値観みたいなものについてです。

今の日本で仕事無くても、飢え死にすることは
まず無いと思います。
でも、死んじゃう、と。

二十歳そこそこの、
人生始まったばかりの若者が将来を悲観して
死を選ぶ、と。
本人たちは大真面目に考えて、
死を選んだのですよ。

靖国神社に行けば、
神風特攻隊で命を散らした当時の若者たちの
手紙や遺品、母親から彼らに新婦代わりに送った人形など
を見ることができます。
まだ行ったことない人は是非見て頂きたい。

ちょうど同じくらいの年齢です。
かたや国家から手紙一本で死を命じられ、
かたや会社に入れなかったので自ら死を選ぶ。

全然違うように見えますが、
何か共通点があるのかもしれません。
日本という国だけに蔓延している空気?
みたいなものが。
同調圧力や相互監視という言葉だけでは
括りきれない何かが。

人生や仕事なんて、ただの暇つぶしくらいに
考えてもアリだと思いますが、
それだと都合が悪い人たちがいるのかもしれません。

でも、健康や恋愛以外の理由で
若者が死ぬことはないよな。。。

中国語のメリット

2011.11.13 | 投稿者 ムシャブルスキー・シンドウ

珠海に来ています。
この街はマカオの隣りなので、
マカオから陸続きでボーダーを越えて来ました。

昨日は香港で日本人5人が集まり食事しました。
かつて、成都の同じ大学で中国語を学んだメンバーです。
ボクとN氏以外は、中国で働いています。

実際に中国で働くと、やはり色んな意味でストレスが溜まるみたいで、
特に最若手のO君はグッタリしていました。

さんざん文句を皆で言い合った後、
中国語を勉強して良かったことって何?みたいな
話になりました。

香港在住のF氏が一言、

「日本だと絶対に相手してもらえないような
 超美人でも仲良くなれることでしょう!」

・・・確かに!

中国語が話せる日本人ということで
興味を持ってもらい、
日本人の柔和さを前面に押し出せば
ビビアン・スー並の美女と仲良くなれた経験は
中国在住者ならば一度ならず経験あるはずです。

じゃあ、日本人女性の場合は?
という話になりますが、、、

それはノーコメントと言う事で・・・

それにしても、広東料理は美味しい!
今回の旅行で2キロは太った気がします。

絶望の国の幸福な若者たち

2011.11.09 | 投稿者 ムシャブルスキー・シンドウ

本来ならば、今日は島を出てマカオに行くつもり
だったのですが、生憎の暴風で船が出港できず、
足止めされてしまいました。

のんびりと足湯マッサージをしてから、
ひたすら広東海鮮料理を食べました。
後は、たいして何もない島なので、
本を読んだりしてゴロゴロしてます。

日本にいた頃は主に小説ばかり読んでいたのですが、
(雑誌好きだったので、雑誌で時間を取られて本はあまり読めなかった)
海外に引っ越してからはノンフィクションや実社会に関するものが
多くなりました。

おそらく働いていた頃は、
現実逃避も兼ねて本も読んでいた節もありますが、
今みたいな生活をしていると逆に社会とリンクしている
本が読みたくなっているのかもしれませんね。

本は日本に帰った時にまとめて購入するか、
アマゾンで買って送ってます。
バンコクに住んでいた頃は、
紀伊国屋書店もあるし、日本の古本屋も図書館も
あったので超便利だったのですけど、
なにしろ反○国家に住んでいますから望むべくもありません。

それでも、日本人同士で互いに本を貸し借りしたりして、
それなりに読書欲を満たしています。

最近、目にした本で面白いフレーズの本がありました。
それが若手社会学者、古市憲寿さんが書いた
「絶望の国の幸福な若者たち」です。
話題の本ですので、すでに読まれた方も
多いのではないでしょうか。

この本によると、統計上はっきりと示されているのは、
バブル全盛期の若者よりも今の若者の方が
ずっと幸せを感じている事実です。(20代の7割)

巷では、やれワーキングプアだ、格差社会だ、等と
メディアが大合唱で若者の未来を憂いていますが、
当の本人達はジジイ連中にお節介されなくても
十分に人生をエンジョイしているのです。

その理由を自分自身が現代の若者である作者は
こう喝破します。

「幸福」というのは相対的なもので、私たちが「今は不幸だ」とか
「生活に満足していない」と感じるのは、
「将来はより幸福になれる」と思っているからだ。
これからの人生に「希望」があるひとにとっては、
今の人生を「不幸」として否定しても、自分を全否定したことにはならない。
だが、もはや自分がこれ以上幸福にはなれないと思えば、
ひとは「今の生活が幸福だ」とこたえるしかない。
すなわち、若者の幸福度(生活満足度)が急上昇しているのは、
2000年以降、彼らが将来に「希望」を持てなくなったことの裏返しなのだ。

なるほど、正論ですね。
イギリスの労働者が、1日の終わりにパブでサッカーを
観戦しながらギネスを飲むだけで幸せを感じるのと同じです。
そもそも階級社会では、
異なる社会層と自分を比較しないですから。
それはタイに住んでいる時も肌で感じました。

また、彼はインタビュー等でも、

「大企業の社長さんとかって、したり顔で若者に期待したい
 みたいな事を言ってるけど、そもそもこの国は意思決定機関に
 若者は1人もいないのに意味がわかりません。
 お金も権利も委譲せずに、自分達だけ安全な場所から頑張れって
 言ってる人たちって・・・」
と述べています。

ボクも所謂、団塊Jr世代ですが、
親は団塊世代、上司はバブル世代、
そして僕らは通称「失われた世代」、団塊Jr・・・

結果論や己の成功体験を、世の理が如く万能論として
耳にタコができるほど聞かされ、
ウンザリして育ってきた世代です。
そこには全く合理性や論理はありません。
自身の経験則が形而学の記号として並べられているだけです。

そもそも成功してる人達は、
綿密な計画立ててから行動するタイプではないので、
論理的じゃなくて当然なのです。
いや、別に非難している訳ではありません。
単に時代が違うだけです。

そして、我々には負の遺産だけが残されて、
やりたい放題の人たちは誰も責任を取らずに
少子化だ、年金未納だ、と怒られる、と。
あ、やっぱ何かムカついてきた・・・

最後に作者はとてもいい事を言っています。

「好きな仕事の他に、稼ぐ仕事、友人とやる仕事みたいな感じで、
 分散して複数の場所からお金を貰えるのが理想だと思います。」

これって、仕事についてだけではなく、
生きていくうえで友人や趣味や、自分の居場所的な
事を指していると思います。
この部分は非常に共感できました。

ボクは意識したことは無いのですが、
自分が心地よいと感じる日々を追い求めた結果、
自然と各々全く違う世界の人たちと交流関係を持ち、
それぞれで異なる自分が存在します。

簡単に言えば、誰でも地元の友人、
大学の友人、社会に出てからの友人が
いますよね。
そういうのがドンドン拡大して
いった感じですね。

各地に仲間が出来て、定期的に会って遊んだり
情報交換するのが一番楽しいです。

そして、出来る範囲で助け合ったりすることも
非常に重要です。
ボクは今はこんな生活なので、
助けてもらってばかりですけど。

仕事を紹介してもらったり、泊めてもらったり、
もうここ3年くらいメシなんて
奢られまくりです。

だから、留学生の若い子にアドバイスを求められたら、
いつもこう言います。

「友人だけは大切にして、自分が余裕あるときは
 できる範囲で世話しとけ。
 それさえ心掛ければ、その他の事は何とでもなるから。」

さらに、異なる業界や異なる階層、
異国の友人も多ければベストですね。
何よりも自分自身が楽しいです。
小さな物差しで悩んだり、行き詰ることが馬鹿馬鹿しくなりますし。

ボクの理想は、かつてはどの家の近所や親戚にも
1人はいたと思うのですが、
何してるかよく分からんプラプラしてるオジサンが
いたじゃないですか?
ああいう感じのオッチャンになることです。

とりあえず人生の目標が、
飢え死にしない事なので達成できる筈なのですけどね。

ただ、東京の姉の家に泊まったら、
いつも甥ッコに、

「ムシャブルスキーさあ、お家無いのでしょ?
 このままボクの家にずっと泊まってもいいんだよ。
 ママにボクからお願いしてあげるからさー。」

と言われるので、
小さなマンションは買えるくらいには
なったほうがいいのかな、と最近悩み中です。

一路南へ

2011.11.08 | 投稿者 ムシャブルスキー・シンドウ

昨日から飛行機に飛び乗り、広州に来ています。
今年は成都に冬の到来が早く、
ここ1ヶ月ほど曇天続きで、
雲の谷間すら見えない日々が続いていました。

鬱々とした気分で過ごしていたところ、
友人のN氏がフィリピンから広州入りするとの
報を受け便乗しました。

一週間ほど広州、香港、マカオと移動して、
南国の気候で身体を癒したいと思います。

img_5495

この時期は航空券も安く、
成都→広州が400元+TAXで購入できました。
底冷えのしてきた成都から南に1時間半飛べば、
いきなり気温30度、真夏日の広州に着きます。

更にバス、船と乗り継いで
とある小島までやって来ました。
まだまだ泳げる気温ですが、
すでに11月なので人が少ないです。

img_55001

このシーサイドビューの部屋が、
なんと1泊100元ポッキリです。
7,8月は700元らしいです。

img_5501

釣りキチに人気の島らしく、
マイ竿を持って来てる台湾人が多いですね。

img_5504

思ったより綺麗な砂のビーチです。
爽やかな風が超気持ちイイ~

唯一の失敗はランニングシューズを
忘れたこと。
絶好のビーチサイドロードがあるのに・・・
久々に思い切りジョギングを楽しみたかったです。

img_5498_1

海鮮料理を堪能しました。
二人で結構飲み食いして、150元くらいです。
特にこのエビが美味しくて止まりません。

とりあえず3日ほど島で過ごしてから、
マカオに移動しようと思います。

サムワン・ライク・ユー

2011.11.01 | 投稿者 ムシャブルスキー・シンドウ

他人から相談されるのが得意じゃない。
悲しい話であればあるほど、無力感を感じるだけ。

何度も、デジャブのように
グルグルと同じところを通り過ぎたような、
そんな場面があります。

こういうのって、人種や国を選ばないのですよね。
遭遇すると今までの同じ情況、相手の表情、
フラッシュバックの様に脳裏に映し出されます。

男友達ならともかく、
女性の辛く悲しい場面に出会ったときに
恋人でもないのに力になれる人って存在するのだろうか?

僕には想像もできません。

その友人の女性は、
ただ途切れ途切れに、
傷ついたという事実だけを淡々と教えてくれました。

中国では依然として、
男性とお付き合いするなら結婚を前提じゃないと
考えられない、
そのような若い女性が今でも存在します。

日本だと学生の時分は、
むしろ別れるのを前提で付き合っている、
そんな人たちも少なくないですよね。

彼女は川沿いを一緒に歩きながら、
何度も繰り返していました。

「仕方ないもんね。
 人の気持ちを操ることなんて不可能だし、
 仕方ないもんね・・」

僕は彼女の1.5倍くらい長く生きてるのだけど、
何も気の利いた事を言えず、
それどころか慰めの言葉のひとつも言えず、
彼女の半歩後ろをトボトボとついて行くだけでした。

もしかしたら、彼女は期待していたのかもしれません。
人生の先輩として、こういう時にどうすべきなのか。
どう考えるべきなのか。

でも、年を重ねれば重ねるほど、
何もかもが、
僕にはドンドン分からなくなっているのです。

日本に住んでいた時、
何回か女友達から言われたことあります。

「結局、何もしてくれないのでしょう?」

(友人なのに、
 あなたは私が傷ついていても、
 何もしてくれないのでしょう?)

僕はその時、
そういう風に理解していました。

だから、平気な顔で、
わざとそっけなく答えてました。

「うん・・・ゴメン・・・。」

だって、本当に自分が助けてあげることは
できないと分かっていたので。

男友達なら簡単だけど、
女友達にまさか、

「なーに、男なんて星の数ほどいるじゃない?
 別れは出会いの始まり、始まり~」

とは言えないですよね。

その中国の女友達は、
特段、黙りきっている僕を責めることは
ありませんでした。

成都らしい厚い雲に覆われている
水墨画のような空を見上げながら、
突如小さな声で歌い始めました。

僕は無性に重い足を引きずりながら、
ゆっくりと歩を進めるだけでした。

聞き覚えのある歌、
アデルの「Someone Like You」。
今年のヒットチャートを賑わした
イギリス人歌手の歌です。

アデルは僕も好きな歌手なので、
すぐに分かりました。

それにしても、
この状況にピッタリの歌だなあ、
よく直ぐに思いつくなあ、
と変な感心をしてしまいました。

自分だったら誰の曲だろう。

エクストリームの「More Than Words」?
違う、あれは失恋の歌じゃ無かったような・・・

ギルバート・オサリバンの「Alone Again」?
いや、あれは確か死んだカーチャンに捧げる曲や・・・

人間ってあれですね。
思春期によく聴いたり、好きだった歌が
まず頭に思い浮かぶのですね、こういう時。

彼女もきっと、アデルのこの歌を
忘れることは無いでしょう。
20年、30年経っても・・・

Sometimes it lasts in love
But sometimes it hurts instead